子供達を幸せにする家の設計の考え方
人は環境に大きく影響を受けます。住環境は子供たちの将来を大きく左右する力を持っています。
人は環境に大変大きく影響を受けます。その中で人格を形成し成長していく中で大変多くの時間を住宅で過ごします。住宅は子どもの成長を左右するとても重要な環境です。
松本カーサ設計室では、住宅を設計する上で住環境を上手く利用し、住環境から子供達に影響を与える環境づくりをご提案しております。
各ご家庭の状況や理想は様々に違います。そのご家庭のあり方を考えながらご家庭ごとにプランニングし、子供達が自然な形で健やかに成長していけるよう住環境の演出を積極的に取り入れております。
「頭のよい子が育つ家」のライセンスも取得し裏付けられた結果をもとにご提案させていただければと思っております。
ご興味を持たれた皆様、お気軽にご相談下さい。
松本カーサ設計室 tel 0263-31-3948 mail matsumotocasa@gmail.com
時期による住宅の考え方のヒント
乳児期初期
この頃の時期はママのおなかから出てきたばかりでとても不安な時期です。ママから離れるととても不安になってしまいます。抱っこして心音や血流音を聞かせてあげるととても安心し心が安定します。また、体の神経や細胞は著しい成長をしています。この頃に受けた刺激はとても成長に影響し重要になってきます。良い刺激も悪い刺激も受け入れる状態にいますので五感にやさしい偏らない静かな環境を与えてあげることが大切です。
赤ちゃんが寝ていてもママがすぐ隣で家事ができるスペースやプランがママの仕事の負担を軽減します。また、出産後のママはとても疲れています。夜中に起こされることもしばしばありますので、ママも赤ちゃんの横で添い寝できるスペースがあるとより快適です。
乳児期
基本的信頼関係(愛着)が心の安定を作る時期です。何度も何度も繰り返し赤ちゃんの顔を見ながらやさしく話しかけることで信頼関係をつくり赤ちゃんからもコミュニケーションをとろうとしている大切な時期です。特に重要なのはお互いの顔を見ながら繰り返し確認することが重要です。ママが赤ちゃんの反応をいつでも見ながら話しかけられる位置で家事ができることが理想です。
幼児前期
情緒・感性・我慢・善悪など戯れたり遊びなどの好奇心から発達していく時期になります。自我なども芽生え好奇心旺盛になる時期。体の成長もハイハイ、伝い歩き、ヨチヨチ歩きとどんどん行動範囲を広げ成長していきます。まだまだ失敗が多い赤ちゃんですので段差や角などやさしい仕上げがお奨めです。また、赤ちゃんの遊びは手加減がありません。水をこぼしても、硬いおもちゃでこすっても傷つかないフロアーの使用や、ママがいつでも子供の動作を見守れる位置で家事をできる配置が理想的です。ママの姿が近くにあることで安心して遊びに夢中になれるのです。
幼児後期
幼稚園や保育園などに通うことで色々な経験やコミュニティーを広げる時期です。子供達はストレスなども感じる時期でもあり、子供達の変化をよく観察してあげなくてはいけない時期です。その一方リビングが時には運動場、時にはお遊戯会の発表の舞台と早がわり。たまには、パパやママも本気になって遊んであげることもコミュニケーションでは欠かせません。子供達はママやパパとコミュニケーションをとりたがっている時期です。信頼関係ができているままだからちょっと変なことや面白いことも恥ずかしがらずに何でも話せるような環境や時間を与えてあげることが、大切です。
少年期
小学校に入学すると徐々に宿題が出され勉強する環境が必要となってきます。きっと周りのお友達の中には自分専用の子供部屋で入学祝にプレゼントされた勉強机や新品のベットを持っている子もいるかと思います。この環境は自立を促す欧米の考え方に近い環境といえます。(最も欧米では乳児期から自立を促す環境を与えています。)子供達にとって本当に必要な環境や望んでいる環境を与えてあげることが大切です。また、決して環境を与えただけでは子供達は真直ぐに成長しません。親子のコミュニケーションがもっとも必要な時期です。一日一日の積み重ねや思い出が感性豊かな成長を育みます。
青年期
この時期に静かな勉強のできる環境を与えられることにもっとも配慮しながらほとんどの住宅のプランを立てていらっしゃると思います。その子の将来を大きく左右する大切な時期でもあり、心も体も不安定な時期です。親離れしていく成長のひとつとして孤立したがることは自然なことですが、その時に家の中で一番居心地のよい快適な空間を与えてしまっているとしたらその空間が心地いいだけ当然出てこないということです。ひきこもりやニートの多くは自分のスペースから出たがらないのもそのスペースを与えてしまっている事がひとつの原因と考えられます。それらを回避するためには一つ一つの成長期のコミュニケーションのとり方と環境がとても大切です。また、いつでもコミュニケーションをとりやすい環境を作っておくことがこの時期に一番大切なことです。

子供たちに与えられる最高の贈り物は環境です。子供達にその贈り物を選んであげるのは親の役目です。
設計・施工の事務所ですので強引なセールスはありません。ご共感・ご興味を持たれた皆様、是非お気軽にお電話・メールにてお問い合わせください。セミナーや資料等ご案内も致しております。
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WritingDate:2014年07月19日